備前化成株式会社
執行役員研究開発本部長:丸 勇史様
- 装置・システム
- mf100
MF100で「脳疲労」の可視化と「疲労抑制食品」の開発!
1971年に設立され、岡山県赤磐市に本社・工場、東京に支社(営業部門)を構える備前化成株式会社様。独創的な技術で新たな価値を創造し、人々の健康を支えることをミッションとして、主に機能性食品素材製造、健康食品の受託製造(OEM)やオメガ3系脂肪酸原薬の製造をされています。また、健康食品GMPやISO9001、FSSC22000などの認証取得で品質管理システムを徹底すること、更にはハラール認証など各国の文化にも対応した世界品質を目指されています。注力製品としてニンニク由来のS-アリルシステイン(SAC)やEPA・DHAなどの機能性素材があり、これらの製品を通じて人々の健康寿命延長に貢献されています。
2024年1月にMF100をご導入いただき、日々の研究にお役立ていただいています。
「常に一歩先 一歩上を目指す挑戦集団」のリーダーとして活躍されている丸さんにお話しをお伺いしました。
食品成分と疲労感軽減効果の関係性を研究するために導入
ーMF100の導入経緯と決め手になったことは何ですか?
私たちは、ガンや循環器病疾患・認知症など、いわゆる「炎症性疾患」の発症リスクを下げる食品開発に注力しています。ヒトは、脳内で起こる弱い炎症を「疲労」として感じています。即ち、脳内炎症を抑制することが疲労感軽減に繋がると考え、食品成分と疲労感軽減効果の関係性を研究するためにMF100を導入しました。
ーどのようにご活用いただいていますか?
専ら研究目的で使用しています。食品成分の機能性を明らかにするため、機能成分の摂取、非摂取でその効果を測定しています。
ーご導入いただいたメリットはどんなことでしょうか
疲労感の測定には様々な方法がありますが、客観性があり、医療行為を伴わない非侵襲測定であり、且つ自律神経のバランスを測定できることです。
ー最後にひとことお願いします。
「日常生活の様々な場面で自律神経系の揺らぎが生じます。その過剰な揺らぎが脳内炎症を惹起し、疲労感を感じてしまいます。疲労感は体を休めるための自己防衛シグナルですが、昨今のスマホを始めとするデジタル化社会の中で、今までにはない自律神経の過活動によって多くの人が疲れていると言われています。それを測定し数値化するためにMF100は極めて有効な機器であり、この機器による「脳疲労」の可視化と「疲労抑制食品」の開発に注力しています。現代人にとって非常に重要なテーマであると考えています。
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